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建築・建設業界の裏や闇を斬る! 大工のおっちゃん工房

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古民家フルリノベーションを仮想空間でしてみた件.Ver4最終章

農家古民家仮想リノベーション2


いよいよ最終章! 古民家フルリノベーション計画

みなさん、こんにちは!

長く続いた古民家フルリノベーション構想も最終章になりました

いやいやまだまだ台所や寝室、子供部屋などの話は聞いてないよ~とおっしゃる方は、このシリーズの初回からの床の高さの出し方、水平の出し方を説明してありますから、そちらをご覧ください

いやいや、柱の見せ方や天井はどうするんだよ?
せっかくここまで見て肝心な説明なし?

はい、では古民家ならではの漆黒に近い柱や天井はどうすべきかを説明していきます



農家リノベーション10


さて、これはキッチンをリノベーションしたパーズですが、丸テーブルにある円柱の柱、これはキッチンを大きく一つにするために梁を支える為に立てた柱です
思いっきり新品の丸柱を使っています

なんで?と思われるでしょう
古民家なんだからもっと素材を生かして柱を見せて~
勿論そういう考えもあります
ですが、

既存の躯体を、見せるように作るか隠して新しい部屋として作るか
この2択を全体に使うか、部屋ごとに使うか

つまりは使い手の主観により古民家として再利用するか、躯体の丈夫さを生かして新しく作り直すかはあなた次第なんです

では、次のコーナーでは古民家を古民家として作り直す順番を説明します





古民家の梁や柱を生かした再生方法を説明する

古民家は、そもそも長押(長押)まで梁として考え躯体構成している住宅です
ですから梁の長さで大広間も作れてしまう構造になっています
でも、柱だけでは間仕切りができないので、障子や襖で扉をつけ、それ以外は漆喰壁で間仕切りしています

漆喰壁は下地は竹で骨組みを作ったあと、粘土質の土と藁を練り混ぜた下地壁をつくり、その仕上げに漆喰で壁を仕上げています
梁は手斧(手斧という振り下ろす感じのカンナ)で荒く形を作る為、木そのものの曲がり等もそのままで梁として使っていたので、壁の仕上げを漆喰で作るのはかえって手間が省けるという感じでした
勿論柱としてスクエアに切り出しているものもありますが、それでは太さが取れないのいう難点もあったので、長押などはわざと3方向製材してあるものも多いです

さて、そこで今の建材で同じように仕上げようと思っても、いい方法はありません
漆喰で仕上げている壁は、漆喰で仕上げる方が一番いいと思います
例えば下地の土壁をモルタルで作ったとしましよう
それがいけないわけではありません
ですが土壁の厚みと大きさをモルタルで仕上げると、その重さで土台に過剰な加重がかかってしまします
状態がいい土壁でも、一度は濡らさないと漆喰が施工できません
部分補修や既存の漆喰壁に上塗りしても、下地がいつ劣化で割れてくるかもしれません
ですので、その個所個所を確認しながら補修していくしかないんです

このフルリノベーションの中で、何回もお話している床の高さを統一するという作業が基本とお話していますが、それに漆喰壁が干渉する可能性が実は多いんです




農家リノベーション11




ですので、左官作業も加わりますし、施工業者さんに頼むと結構高価な見積りになります
ですから、あなたの判断で部屋ごとに計画を練ったほうがいいかと思います


また、今回は家畜小屋や納屋を躯体だけ残して部屋を作成している関係で、古民家特有の形を残さなかった原因の一つです
でも、人によってこだわって作り直したいという方もいらっしゃると思います


また、パース図を作ってみた方はこちらから




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