FC2ブログ

建築・建設業界の裏や闇を斬る! 大工のおっちゃん工房

お困りの方はお問合せからどうそ

古民家フルリノベーションを仮想空間でしてみた件.Ver3

古民家フルリノベーション計画5


躯体を調整して床の高さを決めるための墨出しをする

古民家フルリノベーションのシリーズも第3段となりました
前回は土間を客間として作りましたが、今回は元納屋を躯体(柱をむき出しにして骨組みだけにする)を調整しながら床の高さを出すところから説明します

土間の部分を客間にする際、家自体の歪みに関係なく水平を出し(レーザー墨出し器を使って)それを全ての基準とします
その基準から段差を構成して既存の部屋の高さまで作っていきます
既存の部屋は、塚石や塚柱の点検補修をしなければいけないので、手前で一回工事はやめて、作った基準から広げるように床を解体していきます

畳や板の間を撤去して、根太まで撤去したら土台や大引きの水平や塚石と塚柱の点検を十分にして、ダメなところは交換しましよう
前回もお話しましたが、框(かまち)や畳寄は撤去してかまいません
大引きまで露出したら基準点から仕上がり寸法のところにマーキングします
(フローリングや根太の寸法を引いた数値にマーキングする方法もありますが、途中で間違いやすいので、あくまで仕上がりの寸法をマーキングするようにしてください)


全ての水平を出し終わったら、塚石と塚柱を強化します
強化といっても大引きを倍に増やすというものなので、そんなに難しい事ではありません
どうして強化するかというと、見た目大丈夫そうな木材も相当年数経過しているので、万全と言えるかというと疑問が残るからです

大引き、塚柱、塚石を既存の大引きの間に等間隔に配置します
その時、塚石の固定は生コンを使用して動かないように注意します

墨出し方法はこのようにしていきましょう
立柱の陰でマーキングできない時は、その柱はあとで床が完成したらポイントをつければいいので、わかるようにしておいてください


農家古民家仮想リノベーション1-1
外仕事から帰っても最短でお風呂に入れる動線

トップページのパースや、上記の図面でもわかるように、この家は玄関が2つあります
前回紹介した客間はむかって右側から入ります
今回お話したいのが、左側の玄関から入る動線です

まず玄関を入ると200mmの高さの階段をのぼり、引き戸の右手にあるシューズボックスで靴を収納したあと、引き戸をあけると洗濯機、着替えを引き出しから持ちながら次の部屋の洗面所からバスルームという流れです

お風呂から出たら図面でみたら洗面所の右がファミリークロークになっています
そこで部屋着になるという感じです
最短ルートで動ける動線は、古民家という大きな面積があるからこそ出来る事です


古民家フルリノベーション計画6


因みにトイレも介助の人が付き添っても十分なスペースをとりました

フルリノベーションというのは、動線の構図も考えなければいけません
私はいつも構想するにあたっては

1、キッチンが家の中心である事
2、玄関から最短でお風呂に行け、尚且つファミリークロークを設置する事

これをいつも提唱しています


古民家フルリノベーション計画8


このブログの記事があなたのリノベーション計画のなにかのヒントになればと思います

次回はキッチン、リビングダイニング周辺をお話しますが、ご自分の計画での動線確保や墨出しに関する質問など御心配事があれば、お気軽にこちらにご相談ください

また、直接現地で相談したいというご用命はこちらから

ブログボタン(600 × 100 px)
Last Modified :

Comments







非公開コメント