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建築・建設業界の裏や闇を斬る! 大工のおっちゃん工房

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現場監督の闇



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*今回はあくまで取材に基ずき私の主観で書くコラムなので、ご自身や周囲の方に影響がでないことを望みます



現代の現場監督の状況と闇

今日は現場監督という立場の人の事を皆さんにお話ししてみようと思います
私は、現場監督さんというと、公共工事の現場、大手ハウスメーカーの現場、たまにリフォーム工事の現場で立ち合いみたいな感じで立っているというイメージですが、実はそうではないんです
その事も私自身理解していますが、職人と監督という立ち位置はかなり複雑です




現場監督の仕事

現場監督と聞くと、皆さんはどのようなイメージを持つでしょうか?

・その現場で一番偉い人
・職人さんや作業員に指示を出して現場を仕上げる人
・車の中電話しながら図面見てる人

まぁ、2個目と3個目は皮肉にも聞こえるかもしれませんが、その現場を任され、滞りなく施工し、確認しながら完成させていくといった、一連の責任者であるわけです
ですから上下関係からすると職人さんの上司であるわけです

その他監督の仕事として、事務仕事があります
その日の作業日報や作業予定などの管理がメインですが、鉄筋などの配筋図や基礎と土台を固定するアンカーボルトの設置図など、職人さんが工事するにあたって間違えないようにするための図面作成等も大事な仕事の一部です
職人さんやお施主様にはわからない所での作業も数多くあるのですが、なかなか理解してくれないのが現状です

大きく分けて現場の管理と事務仕事という風にご紹介しましたが、そのほか部材の発注や残材撤去の運搬手配、次に入る職人さんの手配や日程調整と目まぐるしく動き回らなければならないのが現場監督なんです




現場監督の現状

そんなこんなで目まぐるしく動かなければいけない監督さんですが、なにかあったら責任をとらされ、お膳立てもさせられという割には給料はよくありません

これは平均値ですが、大卒の事務職にちょっと毛がはえたぐらいです
大手の建設会社で、役職給がつかないと、日当にすると1万いかないと答えてくれた方もいました

また、自分の会社は休みでも現場は動いているという事があります
職人さんの都合で土日に作業する場合などがそうですが、そういった場合サービス出勤という事もあるみたいです
ここまでくると、物凄いブラック企業ですね
でも、中小の建設会社はそうでもしないと経営が成り立っていかないんだそうです
また、ここまでしないといけない理由が他にもあるんです




現場監督の闇

私が職長の前の現役時代、監督と言えば怖いの一言でした
ちょっとしたミスも見逃さない、どうしてそういうミスをしたかも知っていて、
「お前、あの時こうしなかったか?」
「だからさっきみたいな事になるんだ、今後気をつけろ」

という感じで、閻魔様みたいな存在でした

ということは、自身の工事を監督していた経験から失敗やミスを未然に防げる、イコール安全に施工できる環境まで配慮してくれる存在だったんです

今も確かにそういう経験豊富な監督さんはいるでしょう
ですがそういう方ばかりではないんですね
それを職人さんは色々な現場で経験する中で、自分たちがしっかりしないとお鉢が全部自分たちに回ってきてしまうと学習するんです

ですから、監督さんでも若い人や女性の監督さんは信用してないというアンケートがあります
職人さんに信用されない監督は、なんとかわかってもらおうと色々努力します
前項であげたサービス出勤もその一つなんです

男性の監督さんなら一緒に作業して苦楽を共にすれば打ち解ける事も早いとは思いますが、女性の場合男性社会でしかも責任者という立場は出来る出来ないの前に勇気がいる事で、しかも女のくせにがいまだ通用する社会の中で、並大抵な努力では追いつけない程だと思います





まとめ

今回、この記事を皆さんに読んでいただこうと思ったのは、ある一人の若い現場監督さんからの話があったからです

その方もサービス出勤も、深夜までかかっての図面作成も休みも取らずに毎日こなしています
でも、自分の愚痴より女性監督の扱いがあまりにも悪く、そのことで病んでしまっている方も少なくないと聞き、色々取材しました

取材してびっくりしたのが、女性監督だと口も利かない、下世話な話スナックのお姉ちゃん状態という事も聞きました
なんでそうなんだろうと考えるのが私だけでなく、今の現状を作ってしまっている業界全体が考えなければいけない事なのではないでしょうか

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